[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
共同研究センター(JRC)
元記事公開日:
2015/07/01
抄訳記事公開日:
2015/08/04

欧州ナノメディシン評価研究所(EU-NCL)が発足

European Nanomedicine Characterisation Laboratory is born

本文:

欧州委員会共同研究センター(JRC)の2015年7月1日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===

2015年7月1日、欧州連合のホライズン2020研究開発・イノベーション枠組プログラムが資金供与する欧州ナノメディシン評価研究所(EU-NCL)が始動した。この研究所は、欧州と米国が協力して開設したもので、ナノメディシン分野では欧州初の国際的なインフラである。

研究所は、産学間の知識共有によりイノベーションを推進することを目的としており、最終的にはナノメディシン製品の競争力に貢献していく。

EU-NCLは、欧州にとっての学際的な試験機関として標準的な運用手順の配備を進め、医療用ナノ製品の材料および品質管理を評価する。さらには、イノベーション推進の鍵となる、特に開発者と調整機関間における部門・分野を超えたコミュニケーションを促進することになる。

研究所には、米国国立癌研究所のナノテクノロジー評価研究所(U.S. NCL)など、8カ国9パートナー機関が参加し、分析手順の国際的な調整の促進や臨床評価に関する規制要件の標準化支援、ナノメディシンの世界的なマーケティングを行う。

[JSTパリ事務所]