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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2015/08/25
- 抄訳記事公開日:
- 2015/09/17
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アメリカでドイツ人若手研究者を募集
- 本文:
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サンフランシスコで German Academic International Network(GAIN)の第15回年次大会が開催されるが、これについてアレキサンダー・フォン・フンボルト財団、ドイツ学術交流会(DAAD)、ドイツ学術振興会(DFG)は合同で概略下記のような報道発表を行った。
第15回GAIN年次大会はアメリカ在住のドイツ人若手研究者に対してドイツの学界、政界、経済界の代表者と意見交換できる場や、ドイツでの今後の職業キャリアに関して重要なコンタクトをとる機会を提供するものである。今年の大会は8月28日から30日までサンフランシスコで開催され、アメリカとカナダで活動している300人以上のドイツ人若手研究者が参加すると予想される。これはドイツ学界におけるキャリアのための欧州外での最大の「見本市」である。
ヴィンターマンテルDAAD会長は「アメリカは他の国々を大きく引き離し、最も多くのドイツ人研究者が滞在している国であり、彼らにとってGAINはドイツにおけるキャリアに関する情報を得るための中心的なプラットフォームである。特に研究機関はもとより、ドイツ経済界の代表者たち、特に中小企業が、ドイツ人トップ人材に魅力あるキャリアの機会を提供するためGAINを利用するようになっていることを嬉しく思っている」と語った。
フンボルト財団のアウフデアハイデ事務総長は「ドイツでもアメリカと同じく、大学や研究機関の常設ポスト数をはるかに超える数の若手研究者を生み出している。GAIN大会は、学界や産業界もしくは自身の起業等のそれに代わるキャリア・パスに関して議論する理想的な場である。目標とするところは、若手研究者の計り知れない可能性を引き出し、キャリア・パスをより柔軟かつ透明なものにすることである」と語った。
またズボネクDFG事務総長は「ドイツの科学システムは活発に動いており、ここ数週間若手研究者のためにより良く確実な将来展望についての議論がなされ、エクセレンス・イニシアチブの継続及び発展についても取り上げられている。ドイツの学界での将来を考えている全ての者がこの恩恵を受けることになる」と語った。
この大会にはクエネット・ティーレン連邦教育研究省次官、クンスト ブランデンブルク州科学研究文化大臣、ハッカー レオポルディーナ科学アカデミー総長、国連事務総長科学評議委員会メンバー等政界、学界の高位の代表が参加している。この70以上の展示者が参加するキャリア見本市において、科学者はドイツの大学、研究機関、企業と接触する機会が得られ、また最新の求人情報や奨学金プログラムについて情報を得ることができる。
GAINはフンボルト財団、DAAD, DFGの共同イニシアチブとして設立されたもの。メンバーは5,000以上の機関を数え、ディスカッション・フォーラムとして確立されている。
[DW編集局]