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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2015/08/21
- 抄訳記事公開日:
- 2015/10/05
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陳群教授:磁気共鳴の研究と応用は大きな発展性を持っている
- 本文:
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2015年8月21日付の「中国科学報」ネット版は、「陳群教授:磁気共鳴の研究と応用は大きな発展性を持っている」について報じた。本記事ではその概要をまとめる。
8月16日、第19回国際磁気共鳴大会が中国·上海で開催された。同大会は国際磁気共鳴学会(ISMAR)により2年毎に開催され、国際磁気共鳴分野における最も重要かつ最高レベルの世界学術会議の一つである。今回の大会が初めて中国で開催され、世界30余りの国から約700名の科学者が出席した。
同大会では、各国の科学者は生体高分子核磁気共鳴、固体核磁気共鳴、液体核磁気共鳴、磁気共鳴映像、機能的磁気共鳴映像/分子映像、電子スピン共鳴/四極子共鳴、核磁気共鳴·超偏極技術等の研究分野をめぐって、交流活動を展開する。
現在、機能的磁気共鳴映像法は脳機能研究において最も有効的な手段の一つである。その他、磁気共鳴技術は非常に有用で且つ広範囲な応用分野を持つ分析·測定法として、物質ミクロ組織の研究における重要な役割を果たすだけでなく、現代医学の臨床診断の重要な手段でもある。
第19回国際磁気共鳴大会の会長、華東師範大学の陳群校長は、「中国の磁気共鳴の研究は急速に進歩を遂げたが、国際的な先進レベルと比べると、大きな格差が存在している。我々は磁気共鳴研究分野における人材の育成を強化し、多くの国家レベル級の磁気共鳴·研究センターを建設して、大学、研究機構及び企業等における共有の研究開発プラットフォームを構築し、交流協力と共同イノベーションを促進すべきである」と指摘した。
[JST北京事務所]