[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2015/09/09
抄訳記事公開日:
2015/10/07

教育、科学、研究におけるデジタル化

Digitalisierung in Bildung, Wissenschaft und Forschung gestalten

本文:

デジタル化を推進し、そのチャンスを社会のために戦略的に利用することを目標に新しいITサミット・プラットフォーム「教育と科学におけるデジタル化」を設立することになり、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

教育、科学、研究はデジタル化の影響を特に受けており、同時に社会的発展に重要な刺激を与えている。デジタル化を積極的に推進し、そのチャンスを社会のために戦略的に利用するため、ヴァンカ大臣とシェール共同議長のもと新しいITサミット・プラットフォーム「教育と科学のデジタル化」がその活動を開始した。同プラットフォームのテーマは教育及び教育訓練における変化に始まり、急速に増大している研究データの取り扱いに関する未解決問題にまで及んでいる。

プラットフォームの設立会議でヴァンカ大臣とシェール共同議長は「デジタル化による変化を我々の価値感によって形成して行くよう求めていかなければならない。そのためには政界、経済界、学界、研究界、教育界、労使双方の間の直接的かつ戦略的な意見交換が必要である。プラットフォームを通じこうしたことを達成し、重要な意義を提供するようにしていきたい」と語った。

新ITサミット・プラットフォームにおいては教育、科学、研究デジタル化の中心的課題を4つのグループで取り組むことになる。デジタル化された職場ではどのような資格が必要か、デジタルな教育内容はどのようにして人間により良い学習を可能とするのか、ITをベースとした能力測定プロセスはどのような形で教育及び訓練を支援できるのか、科学や研究において急速に増加するデータの利用方法をどのようにして開発できるのか、オープン・データはどのような役割を担うのか等、プラットフォームは多くの課題に対し新しい解決案やプロジェクトを開発し、次回のITサミットで提案する。

連邦政府のデジタル・アジェンダ2014-2017の7行動分野をベースとして2014年に新設されたのがITサミット・プロセス。現在、ITサミット・プロセスの下、デジタル・アジェンダの実行のため具体的プロジェクトである9つのプラットフォームとび2つのフォーラムが活動している。

[DW編集局]