[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2015/07/14
抄訳記事公開日:
2015/10/14

NISTとNTIAが公共安全通信テストベッドプログラムのパートナーを募集

NIST and NTIA Seek Industry Partners for Public Safety Communications Test Bed

本文:

2015年7月14日付の国立標準技術研究所(NIST)による公共安全通信研究(Public Safety Communications Research, PSCR)に関する報道発表の概要は以下の通りである。

商務省のPSCRプログラムでは緊急時初期対応者向けの先進ブロードバンド設備並びにソフトウェアを評価するために使用するテストベッド(試験台)について協力企業との新たな契約を進めている。これまでに電気通信会社39社がテストベッドプログラムに参画するための新たな5年間の共同研究開発契約(CRADA)を結んだ。

PSCRはNISTと米国電気通信情報庁(National Telecommunications and Information Administration, NTIA)との共同の取り組みである。テストベッドとなる公共安全ブロードバンド・デモンストレーションネットワークは商務省のボールダー研究所にて5年以上稼働している。これは研究、開発、試験、評価において客観的な技術的支援を行い、公共安全通信における全国的な相互運用性を確保・育成を目的とするPSCRの取り組みの一部である。

これまで部分的に得られたテストベッド評価結果に基づき、PSCRは業界団体と協働して次世代(LTE)通信基準に公共安全の要求基準を盛り込むように努め、“First Responder Network Authority(FirstNet)” 基準の裏付けとなるデータを提供した。FirstNetは、相互運用性公共安全ブロードバンド通信網の設立・運営・維持管理のために創設された独立機関である。

最新版のPSCRデモンストレーション通信網は70社以上のベンダーの設備及び支援により開発された。この通信網は新しい設備並びにソフトウェアの潜在能力、例えば優先権を持つユーザーを特定して緊急時において、他のネットワークユーザーからバンド幅を割り当てるのに一番良い方法などについて試験を始めている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]