国防省（MOD）の2015年8月26日付標記発表記事の概要は以下のとおり。

国防省主席科学顧問が後援する国防科学技術研究は、MODの（持続可能な運用上の利点をもたらす）イノベーション活用能力の向上を目的とする長期の科学技術イノベーション計画に資するものである。MODの研究開発委員会は、より広範囲の成功事例を評価するべく、イノベーションに対するより「オープン」な方法の必要性を認めた。たとえば、リスクと利益を共有しつつ、新しいアイデアを創造し開拓するために、様々なパートナーやサプライヤーと協力することなどである。

国防科学技術研究所（Dstl）は、MODが防衛企業のオープン・イノベーション対応能力を把握できるようにするため、2社と共同で作業している。その目的は、オープン・イノベーションに対するMODの現在の立ち位置、今後MODがオープン・イノベーションを採用するに当っての主要な障壁や実現手段について、幅広い展望を得ることである。

2015年7月のDstlサプライヤー・イベントでは、当該研究を開始するためのMOD内部のオープン・イノベーションのワークショップに国防科学技術サプライヤー企業が参加した。研究の次なる段階では、オンラインによる「オープン・イノベーション対応能力調査」を通してサプライヤーからの幅広い見解を求める。

[DW編集局]