[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2015/09/18
抄訳記事公開日:
2015/11/02

中国のイノベーション力は年々向上

今年全球创新指数发布 中国列第29位

本文:

2015年9月18日付の「中国科学報」ネット版は、「中国のイノベーション力は年々向上」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

世界知的所有権機関(WIPO)、米国·コーネル大学、インシアード(INSEAD※)はこのほど、2015年度のグローバル·イノベーション·インデックス(Global Innovation Index 2015)を発表した。世界で最も高いイノベーション力を持つ五か国はスイス、イギリス、スウェーデン、オランダ、米国の順となっている。中国は、昨年と同じ29位であった。

GIIは141か国·地域を対象に79の指標を用いてイノベーションと重大成果を測定したもので、今年の発表は8回目、イノベーションを測定、促進する独特な手段である。

アジアとオセアニア地域はイノベーション活力に満ちあふれた地域として、シンガポール(第7位)と中国香港(第11位)は引き続き先導し、韓国(第14位)、ニュージーランド(第15位)、日本(第19位)も上位20位に入った。

大学の業績、学術論文の影響力、特許出願等の指標に基づくイノベーション力については、米国とイギリスが世界第1位と2位を占めた。イノベーション力により高得点を記録した新興経済諸国として、中国、ブラジル、インドが含まれる。これらに指標に基づくと、近年、中国のイノベーション力は向上しつつある。

※インシアード(INSEAD)は、フランスのフォンテーヌブロー、シンガポール、アブダビにキャンパスを持つビジネススクール·経営大学院である。MBAをはじめ、EMBA(Executive MBA)、Ph.D、MFIN(Master in Finance)等のプログラムがある。

[JST北京事務所]