科学技術部は9月30日付で、中国、アラブ諸国と科学技術協力関係を強化すると報じた。本記事でその概要をまとめる。

寧夏回族自治区銀川市で4日間にわたり開催された「2015中国·アラブ諸国博覧会」が9月13日に閉幕した。同博覧会は商務部、中国国際貿易促進委員会と寧夏回族自治区人民政府が共同共催したもので、期間中に「中国·アラブ技術移転とイノベーション大会」、「ハイテクノロジー及び装備展示会」、「中国·アラブ技術移転センター·除幕式」等の様々な活動を開催し、顕著な成果をあげた。その特徴は以下の通り。

一、ハイレベル：科学技術部の万鋼部長及びアラブ諸国の高官等が「中国·アラブ技術移転センター」の除幕式、イノベーション大会に参加した。
二、大規模：「ハイ·テクノロジー及び装備展示会」に出展される企業が中国の複数の大型企業等が含まれ、参加人数は400人近くで、その他、「中国·アラブ技術移転とイノベーション大会」の参加人数も500人以上に達した。
三、実り豊か：科学技術部とアラブ連盟事務局は「中国·アラブ技術移転センターの共同建設に関する諒解覚書(MOU)」を締結した。その他、双方はアラブ連盟、サウジアラビア、ヨルダン、オマーン、アラブ首長国連邦（ドバイ）等の五つの技術移転センターを確立し、食品加工、人材育成、エネルギー化学工業、原子力利用、情報技術、風力発電、汚染処理等の分野における一連の協力の意向を達成した。
四、広く影響：各国の科学技術部長は「中国·アラブ技術移転センター」の創設を高く評価し、中国·アラブ諸国交流·協力の重要なプラットフォームになることを期待すると表した。「2015中国·アラブ諸国博覧会」が双方の全方位的な協力の推進に対して非常に深遠な意義を持っている。

[JST北京事務所]