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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2015/10/14
- 抄訳記事公開日:
- 2015/11/16
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マイスター奨学金がより魅力的に
- 本文:
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連邦閣議が「マイスター奨学金法」の改正法案を決定した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
「マイスター奨学金法」を改正した新法はキャリア向上継続教育助成法(AFBG)と称され、数多くの改正点や給付引き上げ等を含んでいる。特に独身者の最高支給額は697ユーロから768ユーロと71ユーロ引き上げられた。教習・テスト費用に関する最高額は1万226ユーロから1万5,000ユーロへと増額。その他の金額、補助金の割合等も同じく引き上げられた。さらに法案は大学卒業者に関して、マイスター・コースあるいは同様の継続教育を受けようとする場合AFBGを受けることも可能としている。
ヴァンカ大臣は、この新法は既にマイスター奨学金という範疇を越えるものであるとし、「デュアルシステムにおいて、さらなるキャリアへのチャンスを利用しようとする全ての者にとって魅力的なキャリア向上のための奨学金となっている。この改正法によって助成給付を改善、より多くの者が助成を受けられるようにし、官僚主義を排除し、職業教育の魅力を強く打ち出していく」と語った。
AFBGによって職業キャリア向上のための継続教育措置の対象者を支援していく。これら対象者は収入に関係なく継続教育費用に関して補助を受け、全日制の場合には生活維持費についても収入に応じて一定額を受ける。助成は部分的に補助金、あるいは復興信託基金の低利子貸付の形で行われる。2014年は約17万1,000人がAFBGの対象となっている。マイスター奨学金法の発効(1996年)以降、マネジメントトップへの昇進、より専門的な能力取得の人材ための訓練を受ける者、170万人近くが総額約69億ユーロの給付を受けている。
[DW編集局]