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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2015/09/21
- 抄訳記事公開日:
- 2015/12/01
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2013年の研究開発費は増加し、GDP成長率を上回る
- 本文:
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2015年9月21日付の国立科学財団(NSF)による2013年研究開発(R&D)費に関する発表記事の概要は以下の通りである。
NSFの全米科学工学統計センターからの最新報告書によると2013年の米国のR&D支出は4,561億ドルに達し、これは前年比207億ドルの増であった。
民間企業セクターは引き続き米国における最大のR&D実行者であり、全米支出の71%(3,225億ドル)を占めた。これは前年比203億ドルの増加であった。企業セクターの優位は長年の傾向であって、1993年から2013年の間の企業セクターの年間占有率は68%から74%であった。2013年における次に高い実行者は大学とカレッジで、全米R&D支出の14%(647億ドル)を占めた。教育セクターは全米R&Dシステムの中で特別なニッチを占めており、大学とカレッジを併せて2013年の全米の基礎研究の51%を実行した。
一方連邦政府機関は、各省庁が自前の施設で実施した330億ドルに加え、連邦政府から資金援助を受けている40のR&Dセンターが実施した168億ドルを含み、2013年の国家R&Dの11%(499億ドル)を実施した。連邦政府のR&Dは2008年から2011年にかけて年間10億ドルから20億ドルの伸びを見せたものの、2013年の総額は前年比15億ドルの減少であった。その他の非営利団体では、2013年に推定で全米R&D支出の4%(186億ドル)を実行した。
2013年の全米R&D総額の大部分の63%(2,850億ドル)は開発に向けられた。基礎研究活動は総支出の18%(805億ドル)を占め、応用研究は20%(906億ドル)を占めた。
米国のR&Dシステムは多数の実行者により構成され、それには企業、連邦政府、連邦以外の政府、大学及びカレッジ、そしてその他の非営利団体などが含まれる。R&Dを実行する組織等はしばしば高水準の外部資金の提供を受けている。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]