[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 原子力・代替エネルギー庁(CEA)
- 元記事公開日:
- 2015/10/26
- 抄訳記事公開日:
- 2015/12/04
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高速蓄電: CEAの技術が欧州賞を受賞
Stockage rapide de l’électricité : Prix européen pour la technologie Nawacap
- 本文:
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原子力・代替エネルギー庁(CEA)の2015年10月26日付の標記報道発表の概要は以下のとおり。
CEAの”Nawacap”プロジェクトが欧州研究・技術協会(EARTO)のイノベーション賞を「期待される効果」カテゴリーで受賞した。”Nawacap”プロジェクトの目的は、CEA Iramis研究所が開発した画期的技術をスーパー・コンデンサーの設計・製造に導入して、コストの削減、性能の向上、応用分野や市場の拡大を図ることにある。
鉛蓄電池やリチウムイオン電池は蓄電のニーズをすべて満たしているわけではない。より維持し易く利用コストも低いスーパー・コンデンサーは、短期間の蓄電の場合の付加的解決策となる。蓄電量の大幅な増加により高密度のエネルギーを保持するこのスーパー・コンデンサーは、バッテリーの代替として有望で、「超高速カーボン・バッテリー」とも呼ばれる。”Nawacap”プロジェクトでは、同体積・同重量の従来型スーパー・コンデンサー素子の5倍以上の蓄電能力を有する次世代超高速カーボン・バッテリーの開発を目標とする。最初に作製された装置では数秒で充電可能であることが証明され、蓄積されたエネルギーは短期間で使用が可能である。
[DW編集局+JSTパリ事務所]