[本文]

国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド科学財団(SFI)
元記事公開日:
2015/11/20
抄訳記事公開日:
2015/12/18

子供向け科学番組「ブレイン・フリーズ」が継続放映

DARA Ó BRIAIN HOSTS CELEBRATION OF BRAIN FREEZE

本文:

アイルランド科学財団(SFI)の2015年11月20日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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「ブレイン・フリーズ(Brain Freeze)」は、英国放送協会の子供向けチャンネルCBBCとアイルランド放送協会(RTE)がアイルランド科学財団(SFI)と共同で制作する科学アニメーション番組である。この度、セカンド・シリーズとして継続放映されることになった。

「ブレイン・フリーズ」は、人形とアニメーションを組み合わせるというユニークな番組構成となっている。Colm Tobinが制作と脚本の共同執筆を担当し、Ian Benjamin Kennyがディレクターを務めるこの番組は、今年、アイルランド・アニメーション賞(The Irish Animation Awards)のキッズ・チョイス賞(Kids Choice Award)を受賞した。また、アニメーション制作スタジオ、アードマン・アニメーションの一部門であるAardman Rightsを通じて国際配信契約も結んでいる。Aardman Rightsはこれまでに、Discovery Asia、オーストラリアのABC Kidsのほか、フランスやフィンランド、イスラエル、スウェーデン、ノルウェー、イタリアの放送局とも契約を交わしており、他の地域もこれに加わる予定である。

CBBCとRTE、SFI、およびテレビや映画産業向けの税制優遇措置であるSection 481を通じて資金を得ている「ブレイン・フリーズ」は、100%アイルランドで制作されている。

「ブレイン・フリーズ」制作への参加について、SFIの事務局長でありアイルランド政府の首席科学顧問でもあるマーク・ファーガソン教授は「『ブレイン・フリーズ』のセカンド・シリーズを支援できることを、大変嬉しく思う。子供たちに幼少期から科学や工学、技術に触れさせ、興味を持たせるようにすることは重要であり、『ブレイン・フリーズ』のような上質なテレビ番組は、これを実現するためのまたとない機会となる。『ブレイン・フリーズ』は、SFIの「Discover Call」に基づいて海外の専門家によって評価され、子供たちを科学や工学、技術、数学に触れさせる可能性を秘めた番組として選ばれた。」と述べている。

[JSTパリ事務所]