2013年7月12日付の「科技日報」ネット版は、中米両国が実務的な協力を強化し、共同で気候変動に対応することで合意したと伝えた。本記事ではその概要をまとめる。
7月10日にワシントンで行われた「中米戦略と経済対話」に参加した中米気候変動ワーキンググループ中国側グループ長を務める解振華・国家発展改革委員会副主任によると、中米双方は気候変動のミーティングにおいて、両国の気候変動対応政策・措置及び当該ワーキンググループの今後の行動計画を紹介した上で、自動車の排気ガス削減、建築物の省エネ、産業界のエネルギー使用効果向上・排出削減、スマートグリッド、及び気候変動対応に関する能力育成、統計観測と評価システムという5つの分野における協力を実質的に強化していくことで一致した。
この他、双方は、二国間での協力を進めるほか、他の発展途上国の気候変動対応能力向上への支援をはじめとする多国間（マルチ）協力の展開推進にも共同で取り組むべきと表明し、そして、2015年までにマルチ協力推進に向けた新しいMOUを双方の間で締結するよう目標を設定した。

[JST北京事務所]