[本文]

国・地域名:
オランダ
元記事の言語:
英語
公開機関:
オランダ応用科学研究機構(TNO)
元記事公開日:
2015/12/14
抄訳記事公開日:
2016/02/03

開発分野における「イノベーション・エクスチェンジ(Innovation Exchange)」

‘INNOVATION EXCHANGE’ INSPIRES 100 HUMANITARIANS

本文:

オランダ応用科学研究機構(TNO)の2015年12月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2015年12月8日にオランダ応用科学研究機構(TNO)で「イノベーション・エクスチェンジ」が開催され、人文科学や開発分野に関連する100人のイノベーターから大きな関心が寄せられた。NGO、企業、研究所および省庁といった多様な参加者らが、10のテーマ別セッションで各自の経験を共有した。

このイベントは、War Child、TNO、チャイルド・ヘルプライン・インターナショナル(Child Helpline International)およびFree Press Unlimitedによって企画された。このパートナー組織は、2011年から2015年にかけて「Conn@ct.now」という紛争地域における青少年らの支援と社会活動の実現化を目的としたユニークなイニシアティブを立上げ共同で取り組んでいる。紛争後、または現在紛争中の地域の課題には、手が届かなかった人々に手を差し伸べ、声なき声に耳を傾け、既存の様々な取り組みを最適化して紛争の影響を受けた青少年を支援するために、新たな関係者による新たなイニシアティブが必要であるとして、このプログラムは、ウガンダ、ブルンジ、スーダン、南スーダンおよびコロンビアで展開されており、オランダ外務省から2,100万ユーロの予算が割り当てられている。

TNOはこのプログラムで、イノベーションのプロセスを主導し、ICTとメディアに関する専門知識から貢献することが役割となっている。

今回のイベントでは、各部門にどのような種類のイノベーションが必要であるか、各自の組織でイノベーションを計画する方策、イノベーションのための基準や成功要因、新技術(ドローンの応用など)、ならびにイノベーションを促すパートナーシップの形といった点に注目が集まった。

[JSTパリ事務所]