2013年5月24日付の「中国科学報」ネット版より、生物多様性現地保護ネットワークがほぼ完成についての記事を紹介する。

5月22日は国際生物多様性の日であり、環境保護部の李幹傑副部長は当日に行われた記念イベントにおいて、「2012年末までに、中国には2669の自然保護区があり、それは国土面積の14.9％を占めており、12％の世界平均レベルを超え、自然保護区を主体とする生物多様性現地保護ネットワークがほぼ完成した」と語った。

李幹傑副部長は、「中国政府は、生物多様性保護を高度に重視する。国務院は、『中国生物多様性保護戦略・行動計画（2011―2030年）』の審議を通過し、25の部署が参加する中国生物多様性保護国家委員会を設立し、『国連生物多様性十年中国行動案』を通過し、生物多様性保護を国家戦略にまで高める。グローバルにみると、生物多様性の低下の全体的な趨勢はまだ徹底的には変わっておらず、保護の情勢は深刻である。2020年グローバル生物多様性戦略計画の実施に力を入れることは、依然として世界各国の任務である」述べた。

[JST北京事務所]