ビジネス・イノベーション・技能省（BIS）の2013年5月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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英国の技術戦略委員会（The Technology Strategy Board）は、本年、革新的な企業を支援し、全国的な成長を後押しするため、4億4,000万ポンドという記録的な額の予算を計上した。デビッド・ウィレッツ大学・科学担当大臣は本日、前年比で5,000万ポンド超の増加となるこの予算案を承認する予定である。

2013~14年の実施計画（Delivery Plan）では、知識の共有と協働に向けた取り組みの一環として、来年度の技術戦略委員会の活動優先事項が定められている。またこの計画には、企業がイノベーションの過程全体にわたってさらに幅広い支援を利用できるようにするための方法も記されている。今回の投資による恩恵を受ける技術分野は、再生可能エネルギー、未来都市、先端材料、衛星、デジタル技術およびヘルスケアなどに関するものである。

この実施計画では、企業が、資金調達や知識、技能、機器の利用といった課題を克服できるようにするために、技術戦略委員会が向こう12か月間にわたってどのように行動すべきかが提示されているとともに、EUのプログラムへの関与や、他国との二国間協定を通じて、英国のイノベーションがインドや中国、ブラジルなどの広範な世界市場に参入する機会の拡大が図られている。

2013～2014年の計画では、優先順位の高い分野での75件以上の新規公募に3億ポンドを超える予算が計画されており、ヘルスケア部門、エネルギー部門、輸送部門の各種プログラムに、それぞれ5,500万ポンド、2,500万ポンド、2,000万ポンドが、そして高価値製造部門の支援に2,500万ポンドが割り当てられる予定である。

[JSTパリ事務所]