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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
- 元記事公開日:
- 2016/02/03
- 抄訳記事公開日:
- 2016/04/21
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ジカウィルス研究に対する緊急ファンディング
- 本文:
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ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)の2016年2月3日付標記報道発表の概要は以下のとおり。
ジカウィルスの特性、その伝染、小頭症など神経学的疾患との関連性の研究を目的として助成金を申請する研究者らを対象に、政府の「グローバル・チャレンジ研究ファンド」から最大で100万ポンドが医学研究会議(MRC)を通じて利用可能になる。
当該イニシアチブのファンディング対象となる研究には次のものがある。
・疫学的特徴。例えばベクター感染の可能性、地理的拡散、他のアルボウィルスとの相互作用、ウィルス遺伝子型の変化、宿主感受性、潜伏期間など。
・サンプル中へのデング熱やその他のウィルスの混入によって生じる診断ミスを減らすことが可能な、ジカウィルスにより特化した迅速診断試験法の開発。
・ウィルス病原性。神経発達/小頭症との関連および機構的な関連性。
・感染および宿主免疫反応のメカニズムと可能性のある治療法/ワクチン。上記の緊急対応イニシアチブに加えて、MRCとブラジルのペルナンブコ州科学技術財団(FAPERPE)は先ごろ、新たな予防戦略を策定するために、ジカウィルスの特徴やジカウィルスに対する宿主の反応を研究する研究提案に対して共同でファンディングすることで合意した。ニュートン・ファンドを通じて研究申請の共同公募が実施される。
[DW編集局]