[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/03/23
抄訳記事公開日:
2016/04/27

ドイツにおける外国人研究者の高い満足度

Internationale Wissenschaftler fühlen sich wohl in Deutschland

本文:

ドイツの大学における外国人研究者の研究環境に関する調査結果が発表され、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

ドイツの大学の魅力的な研究条件、良好な研究環境、公平性等について満足している。ドイツ学術交流会(DAAD)とドイツ大学学長会議(HRK)の国際大学マーケティング・コンソーシアムであるGATE-Germanyがこのほど発表した調査の結果である。この調査は博士号を持つ各国研究者のドイツ滞在に至った理由、仕事や社会的融合、将来のキャリアプランについて調査したものである。調査の予算はBMBFが負担した。

ヴァンカBMBF大臣は「ドイツの大学はここ数年国際化が進んでいる。他国から科学者がドイツを訪れ、ドイツに満足している。これはその研究活動はもとより、仲間であるドイツ人研究者達との交流においても同様である。3人に1人は5年以上ドイツに滞在したいとしている」と語った。

回答者の大部分は、研究環境はもとより、職業的な融合についても非常に肯定的であった。更に、特に大学側のサービス部署による支援が研究者達の満足の重要な要因となっていることが、明らかとなった。回答者の社会的な交流は職業的な範囲に集中している。大体においてドイツ人研究仲間との交流が中心となっており、研究活動範囲以外のドイツ人との交流は稀である。大学外でのホスピタリティが、その他の要素に比べマイナス評価となっている。

ヒップラーHRK会長談:「多くの大学において歓迎文化というものを成功裏に定着化させているが、しかしこれをラボやキャンパスの中だけに留めることがあってはならない。大学の管理部門そして都市における環境部門の両方で努力せねばならないことがある。これについてみな協力をしていく必要がある」。

[DW編集局]