[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
科技日報
元記事公開日:
2013/05/26
抄訳記事公開日:
2013/09/01

CAST、第15回年次総会を貴州省で開催する

第十五届中国科协年会在黔开幕

本文:

2013年5月26日付の「科技日報」ネット版は、中国科学技術協会第15回年次総会開催について報道した。本記事ではその概要をまとめる。
中国科学技術協会(CAST)は5月25日~27日に、中国西部に位置する貴州省・貴陽市において、第15回の年次総会を開催する。今回の年次総会のテーマは、「イノベーション駆動とモデルチェンジ発展」とされる。中国内外からの関係者2,500余人は25日午前の開幕式に参加した。
中国国家副主席の李源朝氏は開幕式での挨拶において、全国の科学技術者に対して、イノベーション型国家づくりへ積極的に参加するように期待を述べた上、①産学連携によってイノベーションを進め、産業グレードアップと企業ニーズに向けた研究開発を行う、②研究者による起業活動を奨励する、③科学技術者の社会貢献を促進する、④科学技術協会の科学技術者に向けたサービス機能を強化する等を求めた。また、CAST主席の韓啓徳氏は主催者代表として開会の挨拶を行い、「イノベーション駆動とモデルチェンジ発展は中国当面の経済開発にとってのコア課題であり、今後の経済開発は単に物質的な投入に依存してはならず、質と効果を重んずる内包的成長の道を歩むべきだ」と強調した。
開幕式に続いて開催した特別講演会では、全人代副委員長・中国工程院院士である桑国衛氏等5人を迎え、特別講演を行った。
3日間に亘る年次総会の期間に、開催地の経済社会開発促進にも貢献するというミッションを果たすべく、学術交流会や科学普及、現地の政策決定への提言を目指すシンポジウム等各種のイベントの開催は1,263回が予定されているという。

出典:科技日報 2013年05月26日付
http://www.stdaily.com/stdaily/content/2013-05/26/content_606637.htm

文責:JST北京事務所

[JST北京事務所]