アイルランド雇用・企業・イノベーション省の2016年3月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ダミアン・イングリッシュ技術・研究・イノベーション担当大臣は2016年3月25日、アイルランドが参加した588件のプロジェクトが、EUの「ホライズン2020（Horizon 2020）」からこれまでに計2億5,100万ユーロの資金を獲得したと発表した。

このうち、高等教育システムが1億5,700万ユーロ、またアイルランドに拠点を置く企業が7,200万ユーロを獲得している。

アイルランドは、とりわけホライズン2020における、研究者トレーニングを推進するためのサブプログラム、マリー・スクウォドフスカ=キュリー・アクションで目覚ましい成功を収めている。直近の公募でアイルランドは、1,850万ユーロという、マリー・スクウォドフスカ=キュリー・アクションで利用可能な予算の35％に相当する助成金額を獲得しており、アイルランドがこのサブプログラムから得た資金の総額は4,900万ユーロに達した。

2014年から2020年にわたるホライズン2020は、総額約750億ユーロ規模で実施されるが、アイルランドはこのプログラムの実施期間を通じて12億5,000万ユーロの資金を獲得することを国家目標としている。今回発表された金額は、プログラムの最初の2年間の成果である。

イングリッシュ大臣は、「今日までのこの結果に満足している。これはアイルランドが、12億5,000万ドルという意欲的な国家目標の達成に向けて順調に前進していることを示している。こうした成功は、アイルランドでは、高等教育システムにおいても我が国の革新的な企業においても卓越した研究が行われていることの証であり、アイルランドの研究者は、EUでも最も優秀な研究者に数えられるということだ。」と述べた。

[JSTパリ事務所]