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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- Innovate UK
- 元記事公開日:
- 2016/05/05
- 抄訳記事公開日:
- 2016/06/23
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自立生活を可能とする介助ロボット
- 本文:
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Innovate UKの2016年5月5日付標記発表の概要は以下のとおり。
Innovate UKのファンディングでは、高齢者が自信をもって自立でき、しかも脳の活性をより長く保つことのできる技術を支援する。ロンドンに本拠を置く小企業が開発したロボットハンド技術が、認知症初期段階の人の自立の維持に役立つ可能性がある。
20の動作が可能なロボットハンド”Shadow Dexterous Hand”は、独自の判断で対象物を持ち上げ、掴み、そして離すことができる。このイノベーションにより、人が自宅で自立して生活できるロボット技術を開発する以下の2つのプロジェクト・コンソーシアムにShadow Robot社が参加することになった。
・CHIRONプロジェクト
“Long term care revolution”と称する中小企業研究イニシアチブ(SBRI)チャレンジを通じてファンディングを受けたプロジェクト。Shadow Robot社とそのパートナーはInnovate UKによる総額200万ポンドのファンディングにより、多様な作業に応用できるロボットによる解決法を開発する。・欧州共同プロジェクト
2015年1月以降 、Shadow Robot社はEUの”Horizon 2020″を通じて、総額380万ユーロのファンディングを受ける3カ年の欧州共同プロジェクトに参加している。参加パートナーらは高齢者のみならず軽度の認知機能障害や認知症に苦しむ人々を対象とするロボット技術を研究・開発している。 [DW編集局]