[本文]
-
- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 国家自然科学基金委員会(NSFC)
- 元記事公開日:
- 2013/09/02
- 抄訳記事公開日:
- 2013/09/19
-
NSFC会長一行、米国とカナダのファンディングエージェンシーを歴訪し協力拡大を検討する
- 本文:
-
2013年9月2日付の「中国国家自然科学基金委員会(NSFC)」ウェブサイトは、NSFCの楊衛主任(会長)ら一行が米国とカナダを歴訪したことを伝えた。本記事ではその概要をまとめる。
楊主任一行は、米国のNSF(全米科学財団)、NIH(国立保健研究所)、AAAS(アメリカ科学振興協会)、カナダのCIHR(カナダ保健研究機構)、NSERC(自然科学工学研究会議)およびFRQ(ケベック州研究基金会)の6機関の要請により、8月19から26日にかけて米国・カナダを歴訪した。各機関における協議の内容は以下のとおりである。
・NSF:コーラ・マレット長官代理との間で、両機関の現在行われているプログラムの協力体制の状況や若手人材要請等について意見を交換し、エネルギーと持続可能な開発分野における協力の拡大を議論した。
・NIH:フランシスコ・コリンズ所長との間で、双方の過去の協力を回顧した上で、来年度から「HIV/AIDS治療」分野での提携プログラムを開始することを決定した。また、NIH傘下のNHLBIとも、双方で関心のある領域を確定し、ジョイントファンドの実施に向けて協議した。
・AAAS:アラン・レシュナーCEOとの間で、グローバルリサーチカウンシル(GRC)の枠組みの下での国際協力、オープンアクセス、科学研究の信頼性、ジャーナルの電子化、不採択課題への支援等について意見交換を行った。
・CIHR:アラン・バーデット理事長と、両機関の健康分野での協力を継続することで合意した。
・NSERC:イザベル・ブライン副会長らと会談し、管理者レベルの交流、人材支援と多方面における国際協力支援等について意見を交換した。
・FRQ:レミ・クイリオン会長よりFRQの医学部と自然科学・工学部の活動概要について紹介され、11月に北京で開催のNSFC-FRQがん研究ワークショップの準備を確認した。また、双方は相互協力の継続実施について事務レベルでの協議を行った。
[JST北京事務所]