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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2016/05/27
- 抄訳記事公開日:
- 2016/07/11
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清華大学副校長、中国科学院の施一公院士:よい基礎研究はオリジナリティの源泉
- 本文:
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2016年5月27日付の「中国科学報」ネット版は、「施一公:よい基礎研究はオリジナリティの源泉」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
5月27日、第2回国際イノベーション創業大会・国際技術移転大会(※)が河南省鄭州市で開催された。基調講演者として、清華大学副学長、中国科学院の施一公院士は生物学研究の角度からオリジナリティについて自分の考えを述べた。
施一公院士は数年来のノベール受賞者の研究成果を列挙し、基礎研究の重要性を強調した。施一公院士は、「よい基礎研究はオリジナリティの源泉である。例えば、ニュートンの三つの法則がないと、火星人類移住計画は想像できない。屠呦呦(トウ•ヨウヨウ)氏は着実かつ地道な基礎研究に基づいて、中国伝統中医からマラリアの治療に用いる抗マラリア薬の「アーテミシニン(artemisinin:qinghaosu 青蒿素)」を発見し、ノべール生理学・医学賞を受賞した」と指摘した。
※「イノベーション創業、Win-Winの関係」をテーマとする同大会の開会式では、基調講演、イノベーション国際協力セミナー等が行われた。アメリカ、イギリス、ロシア、ドイツ等の在中国各国大使館の科学技術アタッシェ、大学、科学研究機構、技術移転機構の関係者、専門家及び国内トップ500企業、創業者、投資機構等1万人近くが同大会に参加した。
[JST北京事務所]