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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2013/06/18
- 抄訳記事公開日:
- 2013/09/26
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中国の潜水艦「蛟竜号」、測位システムの試験で初潜水
- 本文:
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2013年6月18日付の「中国科学報」ネット版は、中国の潜水艦「蛟竜号」、測位システムの試験で初潜水を行ったと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
初の試験的応用潜水を行っている中国の有人潜水艇「蛟竜号」が17日、初の潜水を行った。今回の潜水の主な目的は測位システムのテストとなる。
「蛟竜号」の試験的応用航行現場指揮本部の胡震副総指揮によると、「17日の潜水はおよそ7時間をかけて行われ、水深1509メートルまで潜った」とのこと。また、胡震副総指揮によると、今回の潜水試験は、測位システムの試験のほか、潜水艇の状態検証、自動航行と測位能力の試験、海山地形などでの操縦士の操縦技能の訓練、海底の関連環境データの収集が目的だということである。
蛟竜号は今回で計54回目の潜水となる。同済大学の周懐陽教授(52)は幸運にも蛟竜号の初の乗客となった。今回の試験的応用期間中、蛟竜号は1回の潜水につき操縦士2人と科学者1人を乗せることになる。操縦士の熟練と経験の蓄積に伴い、将来的な業務化応用期間には、1人の操縦士と2人の科学者で海底調査を行う可能性がある。
[JST北京事務所]