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国・地域名:
スウェーデン
元記事の言語:
英語
公開機関:
スウェーデン・イノベーションシステム庁(VINNOVA)
元記事公開日:
2016/06/21
抄訳記事公開日:
2016/08/15

EUREKA議長国としてのスウェーデンの任期がいよいよ終了へ

Grand Final of the Swedish EUREKA-chairmanship

本文:

スウェーデン・イノベーションシステム庁(VINNOVA)の2016年6月21日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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EUREKA 2015/2016の議長国を務めるスウェーデンが、今週最後の会合を開く。透明性、開放性、簡明性および効率という価値観に基づき、スウェーデンは、議長国としてEUREKAの改革と進展に尽力してきた。

スウェーデンはこの1年間、EUREKAの進展に向け議長国として次の3つの優先事項に取り組んできた。

– 組織およびリーダーシップ
– EU以外の国々との協力
– 欧州の研究・イノベーション政策に対するEUREKAの貢献

スウェーデンの議長国就任中、国家プロジェクトコーディネーターの責任者を務めるPeter Lindberg氏によると、スウェーデンは、チリとスウェーデン、およびEUREKAに参加するその他5か国による共同プロジェクト募集も開始しており、これは9月にスタートする予定であるという。また、欧州以外の新興国との共同公募を実施するための新規プログラムも設置されているという。

さらにPeter Lindberg氏は、欧州の研究イノベーション政策に対してEUREKAがより貢献するため、私たちは加盟国における、また欧州レベルにおけるEUREKAの位置づけを強化することを目的とした具体的な方策の計画も定めており、これによりEUREKAネットワークが加盟国を通じ、欧州レベルで中小企業および産業を代表する代弁者となることを願っている、と述べた。

スウェーデンは議長国として、こうしたネットワークにとって重要な意味を持つ分野においても進展を促した。たとえば、ベンチャー・キャピタルおよび投資の受け入れ基盤を整えるためのE! Innovestプロジェクトや、複数の国々の間で実施されるIT支援募集の新設プロセスであるEUREKA 2.0が実施されている。

議長国就任期間中のハイライトの一つは、「2016年EUREKAイノベーション・ウィーク-スマートな都市、持続可能で魅力的なコミュニティ(EUREKA Innovation Week 2016 –Smart Cities, Sustainable and Attractive communities)」の開催で、2016年4月26日から29日にかけてストックホルムで開かれた。

[JSTパリ事務所]