スイス国立科学財団（SNSF)の2016年6月24日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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スイス国立科学財団（SNSF）が、イニシアティブ「東欧の若手研究者の育成（PROMYS）」を通じ、スイスとゆかりのある東欧の若手研究者7人を支援する。

SNSFは2016年6月、計430万スイスフラン（約4.6億円）に相当する7件のPROMYS助成金を付与した。イニシアティブ「PROMYS」は、少なくとも2年以上スイスで研究または勤務した経験があり、東欧のEU新規加盟国（NMS）でさらにキャリアを追求したいと考えている東欧の若手研究者を対象としている。PROMYSは、将来性があり、スイスと長期的にわたり連携していく予定の東欧の研究者との科学協力に対する投資である。

今回の募集は2015年8月に開始され、すべての研究分野が対象となった。プロジェクト申請書は8か国から提出された。面接を含む2段階の評価プロセスを経て7人の若手研究者が選出され、クロアチア（1件）、ルーマニア（2件）、チェコ共和国（3件）およびハンガリー（1件）でそれぞれプロジェクトを実施することになった。応募数も承認された割合も、全体的に女性の割合が高い結果となった。

[JSTパリ事務所]