ビジネス・イノベーション・技能省（BIS）（当時）の2016年7月7日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

英国のエネルギー・インフラ、生物医学、量子技術の諸分野（sectors）向けの新規ファンディング（5,750万ポンド）がサジド・ジャビド（Sajid Javid）BIS大臣（当時）によって発表された。EU離脱という国民投票の結果を受けて、あらゆる分野の企業が直面する問題や課題、それに対する政府の支援策を話し合うため、BIS大臣が議長を務め、政府全体の閣僚が参加した会議が開催された。この会議では緊迫した投資リスクや国内の政策問題に声を一つにして取り組む必要があることで合意した。

本件ファンディングに関する一連のコンペティションは今後2週間に亘って行われ、Innovate UK等がこれを運営・実施する。主なコンペティションには次のものがある。

・安全で持続可能で価格も手ごろなエネルギーの供給、多様な形態の輸送手段の統合、現代都市生活の課題への対処に必要な新規ソリューションの開発を行う目的のコンペティション2件に総額2,800万ポンド
・革新的な医療技術開発を狙う2016年度生物医学カタリストに総額1,000万ポンド
・工学・物理科学研究会議（EPSRC）による量子技術の実用化開発の共同コンペティションに1,950万ポンド

[DW編集局]