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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2013/09/17
- 抄訳記事公開日:
- 2013/10/10
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中国、4500m級有人潜水艇を開発中
- 本文:
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2013年09月17日付の「中国科学報」ネット版は、中国が4500m級有人潜水艇を開発中であると報じた。本記事ではその概要をまとめる。
有人潜水艇「蛟竜号」の試験的応用航行現場副総指揮者、潜水艇本体部門担当者の胡震氏は16日、蛟竜号の母船「向陽紅09号」で取材に応じた際に、「下船後にまず蛟竜号の全面的な検査・メンテナンスを実施し、そして4500m級の有人潜水艇の研究に全力で取り組む」と語った。
胡氏は「4500m級有人潜水艇には多くの注目される点がある。1.観察窓が5つあり、より多くの角度から科学的に観察できる。2.船室には階段が備えられ、毎回梯子を出し入れする必要がない。3.船内のコントロールパネルがより快適である。4.潜水艇の『腹部』はフラットになっており、潜水艇の回収、メンテナンスおよび入庫などに便利である。このほか高圧チタン合金製の有人船室やロボットアームなどは独自開発となり、国産化率は90%に達する見通しである」と説明した。
また科技部は既に4500m級の有人潜水艇プロジェクトを発動させ、中船重工は潜水艇本体の開発への着手を承認した。
[JST北京事務所]