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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2016/09/08
- 抄訳記事公開日:
- 2016/10/21
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ワシントンにおける科学サミット
- 本文:
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ワシントンにおいて第16回GAIN(German Academic International Network)年次総会が開催されるが、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
GAINの第16回年次総会が初めてワシントンで開催されることになり、今回も500人以上の参加者が見込まれている。ドイツのアカデミア、BMBFのトップおよび現在アメリカおよびカナダで勤務するドイツ人若手研究者が集い、GAINを機会にドイツ科学界の代表者がアメリカ側の代表者と会談を持つ。
BMBFを代表するクエネット・ティーレン事務次官は、「アメリカとカナダは、ドイツにとって科学における傑出したパートナーである。ドイツ人研究者に対し両国はホスト国として中心的な役割を果たしている。ドイツも研究者にとって世界的に最も魅力的な国の一つとなっている。ドイツの教育、研究およびイノベーションを優先的に振興するという過去の努力が実を結んできている」と語った。
GAINは2003年にアレキサンダー・フォン・フンボルト財団、ドイツ学術交流会(DAAD)、およびドイツ研究振興会(DFG)の共同イニシアチブとして設立された。現在は、BMBFの支援と全てのドイツ科学機構との協力によって活動している。GAINの目標は、北米におけるドイツ人研究者のネットワーク化とその後のドイツへの帰還を支援することにある。このため年次総会には、研究者としてのキャリアをオファーできる企業も参加する。ワシントンにおけるトップ会談には数多くの科学研究機構の会長および大学学長が出席する。
クエネット・ティーレン次官談: 「ドイツ帰還の条件が今日よりも良好であったことはない。ドイツは若手研究者助成プログラムをはじめ、任期契約法の改正、大学院支援プログラムのエクセレンス戦略、研究イノベーション協定等により、若手研究者の活動環境をより一段と魅力あるものにした。アメリカおよびカナダで研究中のドイツ人にとってドイツ帰還はまさに正しい選択となりうる」
大会では数多くの専門分野、専門テーマ別のワークショップが開かれる他、60を超える大学や公的研究機関、企業のブースが置かれ、研究者たちは、そこで情報を得ることができる。教授としてのキャリアはもとより、経営者、行政官、あるいは産業界でのポスト、さらには起業の支援がますます重要な役割を果たすだろう。仕事と家庭の調和、研究者の配偶者のキャリアなども同じく重要になっている。
[DW編集局]