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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2016/09/14
- 抄訳記事公開日:
- 2016/11/01
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中小企業の教育訓練を支援する
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)は小規模企業者の研修生訓練を今後も支援することとし、概略下記のような報道発表を行った。
企業の職業訓練への参加数は後退しており、その主な原因は非常に規模の小さい企業の減少にある。社会保障義務のある従業員9人以下の小規模企業者における訓練事業所数が、2007年以降全体としてほぼ1/4ほど減少している。
ヴァンカ大臣によれば、「小規模企業者はドイツにおける職業教育の支柱でなければならない。しかしこうした企業は学校の卒業生数の減少に伴って、中規模の企業および大企業との激しい獲得競争状態にある。そこでドイツはJOBSTARTER plus プログラムを実施し、小企業および零細企業の職業訓練を支援する地域プロジェクトを振興する。これによって訓練参加企業数の増加に寄与していく所存である」
JOBSTARTER plus の新しい助成ラウンドの重点課題はインダストリー4.0を始めとしたデジタル化によって求められる様々な要件の克服において中小企業を支援することである。現在多くの中小企業は、製造およびサービスのプロセスを自動化およびデジタル化に適応させるという大きな課題に直面している。この推移は企業の自己啓発および将来の専門人材の教育訓練にも関係してくる。助成プロジェクトによる支援策は中小企業を訓練や再教育の適応プロセスの観点から助言し、見守っていくものである。
教育訓練構造プログラムJOBSTARTER plus はBMBFおよび欧州社会基金(ESF)の資金によって支援され、2020年まで1億900万ユーロが投入され、その内4,800万ユーロはBMBFの負担となる。
[DW編集局]