[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
人民網
元記事公開日:
2016/09/13
抄訳記事公開日:
2016/11/04

第6回中日水環境技術交流会、青島で開催

第六届中日水环境技术交流会在青岛举行

本文:

2016年9月13日付の「人民網」は、「第6回中日水環境技術交流会、青島で開催」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

第6回中日水環境技術交流会が9月12日から13日にかけて青島で開催され、200人近くの中日両国の専門家、企業の代表が出席した。

開幕式には、山東環境科学学会の張健副理事長は歓迎の辞を述べ、その後、中国科学技術協会国際連絡部の張健生部長、埼玉県環境科学国際センターの木幡邦男所長、JST北京事務所の茶山秀一所長がそれぞれ開幕の挨拶をした。

中国科学技術協会国際連絡部の張健生部長は、「交流会は中国経済社会発展の重要な課題の一つである水環境保護を中心に置き、その内容が汚水処理技術、再生水処理技術、都市汚水処理、農村汚水処理、工業廃水、生活汚水等の各方面をカバーし、日中両国の専門家は開催地の現状を巡って交流・討論を行う。本交流会の開催により両国の学術交流活動の持続的な発展の重要な原動力となってもらいたい」と述べた。

日中水環境技術交流会は中国科学技術協会 国際連絡部、埼玉県環境科学国際センターが共同で各地で開催してきたもの。第6回目の今回は、青島での開催となり、中国国際科学技術会議センターと青島市科学技術協会等が運営に当たった。今回のテーマは「工場生活排水対策及び河川・湖沼環境保全技術」であり、中国国家環境保護部や日本の専門家による特別講義、両国の企業によるそれぞれの技術についての口頭発表やポスター発表、ブースでの展示、技術相談会等が開催された。

特別講義としては、環境保護部中日友好環境保全センターの董旭輝総技師は「環境処理技術サービスプラットフォームを構築し、中日環境協力のウィンウィンを促進する」、埼玉県環境科学国際センターの木幡邦男所長は「日本の水環境保全概論」、山東省環境企画研究院の射剛院長は「山東省水環境処理戦略と実践」、京都大学の田中宏明教授は「水資源、水環境、エネルギーのマネジメントを担う戦略的な水再生技術」をそれぞれのテーマとして講演を行った。

[JST北京事務所]