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- 国・地域名:
- ノルウェー
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ノルウェー研究会議
- 元記事公開日:
- 2016/10/07
- 抄訳記事公開日:
- 2016/11/21
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2017年研究予算の継続的な増額に関する総裁の発言
- 本文:
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ノルウェー研究会議の2016年10月7日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議のArvid Hallén総裁は、2017年の研究予算に関して以下のように述べている。「2017年の国家予算案は、研究界に主要な社会的課題に取り組んでもらいたいという政府の期待を示しているが、ビジネス部門の再建にも今以上の資金を充てる必要がある。」総裁はまた、「研究予算の増額は、研究および高等教育に関する政府の長期計画と整合しており、非常に建設的である。」と述べている。「2017年予算でも段階的拡大プランが踏襲されており、過年度に成長がほとんど見られなかった優先分野が重視されている。政府の長期計画は、研究活動への資金提供における予測可能性を高めることを意図しており、この計画に基づいて次年度予算案が作成されたことは明らかである。」
Hallén総裁また、2017年は19億ノルウェー・クローネの増額となったことに、「心強い」と述べながらも、増額の大部分は、新しい砕氷に関する研究費用をカバーしており、物価と賃金の上昇分を補うのに用いられるという点に留意すべきであるとも指摘している。
国際研究協力についてHallén総裁は、「EUフレームワークプログラムであるホライズン2020へのノルウェー参加推進を目的とした計画に投資を増やすという案も出されている。これも長期計画で定められた方針の一部であり、国際研究協力は、ノルウェーの研究界、通商および産業にとって今後ますます重要な意味を持つようになるだろう。」と述べている。
[JSTパリ事務所]