（2022年4月26日付、欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり）

欧州連合（EU）と中国はこのほど、共同で合意した2件の最重点研究イニシアチブの下での共同研究プロジェクトを支援するために、2021～2024年の間の行政協定に署名した。1件は食品、農業、バイオテクノロジーであり、もう1件は気候変動と生物多様性である。

標記行政協定に基づくプロジェクトは双方の利益を反映しており、気候変動と生物多様性の喪失に焦点を当てた持続可能な開発目標への取り組みなど、EUの主要な優先事項の推進に貢献するものである。上記最重要イニシアチブの各テーマは共同で起案され、研究に焦点が当てられる。

このことは、2022年4月の第23回EU・中国サミットの結果、2019年のEU・中国戦略的展望、2021年に発表された研究・イノベーションへのグローバルアプローチ、およびEU・中国の将来の科学・技術・イノベーション協力に向けた共同ロードマップに関して進行中の議論と一致している。

2024年以降の選択される協力分野の拡大は、ロードマップの議論で達成される進展と、EUと中国の二国間関係の全体的な状況に依存する。ロードマップの実践は、協力のバランスを調整し、基本的な価値観と高い倫理的・科学的インテグリティ基準を尊重しながら、互恵性と公平な競争条件によって定義される公正なイノベーション・エコシステムの進歩をもたらすことを目的とする。

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＜関連＞2022年6月3日公開記事

中国・EU、新ラウンドの共同科学研究資金援助協定に署名

[DW編集局]